ズタボロ【5/9(Sat.)▪︎初日舞台挨拶レポート】

 

見に行ってきました。

 
実は私、殴り合いとか痛い系とかすんごく苦手。
ボクシングも格闘技も苦手で見られない。
殴り合う意味がわからない。
痛そうなの本当に無理。
では何故見に行ったか。
 
 
永瀬匡くんが生で見たかったからだよ!
 
 
永瀬匡くんはいつ頃から気になってたっけなーブラックプレジデント終わってから気になりだしたかな。
その頃から彼のことが気になりだしたのですが、彼のやっているSNSを見つけて拝見したらばドハマりしました!
カッコイイだけじゃなくいろんな才能に溢れていて人として好きなタイプだ!と。
彼の魅力について語り出すと止まらなくなっちゃうので割愛させていただきます。
そしてその彼のSNSリア充の妹に教えたらば妹もドハマりし、姉妹で匡くんにキャッキャ言っておりました。
(ちなみに妹は芸能人にキャーキャー言わないタイプだから匡くんにハマったのは本当にすごいことです。)
そして日頃の舞台活動のおかげでチケットぴあなどから舞台挨拶の先行だのなんだのとお知らせがわんさかくる。
いつもならタイトルで興味がなければスルーするそういった類のメルマガを何気なしに開いてみたらば、ズタボロの初日舞台挨拶の先行抽選申し込みの内容が。
まじか!でも痛いの苦手だし不良とか本当共感できない人種の話だし、匡くん見たいけどこの映画は絶対私の肌に合わなそう!と悩みまして、でも妹に聞いたら速攻で「行く!生匡くん見たい!」と。。。
で、申し込んだらば当選し…と。
 
で結果、映画めちゃくちゃ面白かった。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。
 
Ω ΩΩ< な、なんだってー!!
いやー、全然良くて嬉しい驚きです。
 
誰が見ても楽しめるエンタメとしてすごく正しい面白さと感動がある映画でした。
 
痛そうだから、不良系だからとか思って嫌煙しそうになっていた自分はなんだったのかと思うくらい関係なく面白かったです。
前半は結構痛いシーンが多くて、目線外したりして見ないようにしてたんですが後半のケンカは慣れたのか見られるようになりました。笑
そしてストーリーと映画のメッセージ性に芯があってすごくしっかりしているので見ていて心にすとんと入ります。
不完全燃焼もやもやする部分はありません!
で、喧嘩とか不良がテーマかと思いきや結局私の中に残ったのは親子愛というテーマ。
この映画に出てくるお母さんがとても良い。
南果歩さんの演技もとても良い。
で、主人公もただの馬鹿な不良ってわけじゃないから見ていてイライラしない。
この映画では関係ない人(一般人)に対して迷惑な行為を一切していないんだよね。
不良同士が勝手に喧嘩してるだけなので見ているこちらもなんとも思わない。
不愉快にはならない最低限の配慮がこの映画にはしてあって、不良ものなのに気持ち良く見られたはそこですね。
最初あまりにも無駄にちょっとすれ違っただけで喧嘩ばっかりしてるからギャグかなと思ったくらいなんだけど、だんだん不良の世界がわかってきてこういう世界なんだねーなるほどーと。
で、厳しくも優しい母親の存在がとても大きくて胸を打ちました。
家族愛とかそういうのをはなっから謳ってる映画は好きじゃないんですけど、喧嘩もので不良ものだけど蓋を開けてみたら親子愛だったり仲間のためだったりそこで感動したりするのは大好きです!
この映画の母親は本当にリアルで、そしてカッコイイ。
主人公も馬鹿すぎなくてリアルな人間として等身大で共感できる部分があるから物語に引き込まれる。
そして主人公の仲間の少年たちもみんな個性豊かでなんかみんな良いんですよねぇ、、、
原作のお話が元々しっかりしていて良いのかもしれませんね。
 
そして肝心なのが適度に笑えるところがあるのがとっても良かった!
 
クスッと笑えるシーンが随所に散りばめられていて内容の重さと良いバランスで入ってるから重くなりすぎず、エンタメとしてとても満足感のある作品に仕上がっている。
重厚感もあるのに笑えるところもあり、感動もある。バランスがとてつもなく良く感じた。
あと全体のカメラワーク、構成、BGM、文句のつけどころもございません。。。
 
とある人物が出てきてから物語に奇妙さや不気味さが出たのもすごく良い。
 
その人物が出ている時のBGMの使い方がもう最高!
オペラ「道化師」から「衣装をつけろ」がそのあと度々効果的に使われるのですが、それがまた不良の喧嘩がただの泥臭い喧嘩ではないものに印象が変わりストーリーが進むにつれて映画としての格を上げていきます。
終わりもシンプルだけれどちゃんとストーリーとしてまとまり感のある終わりになっていて良い。
もう全部が良い。
ここまで文句のつけどころのない邦画って珍しい。
そもそも邦画はつまらないと思っていて本当に1年に1本見るかなってくらいなんだけど、本当にこの作品は良かった。
 
見る前は『絶対自分には合わない映画』と思っていたから本当に見終わったあとはまさに殴られたような衝撃である。
 
そして肝心な主演の永瀬匡くんの演技だけれどこれもまた文句のつけどころがなく…
ここ、もうちょっとこうだったらなーって部分が一つも見つからないのである。
殴られて目がうつろになってからの白眼を剥いて気を失うところとかから何から何まで演技ではなくコーイチという人間にしか見えませんでした。
匡くんて演技上手いんですね。
監督や周りのスタッフもすごい人ばかりだったんだろうなー
気になる下手な演技の人、いなかったなー。
全てが本当に良かったなー。
本当、永瀬匡くんという俳優さんに興味を持ってこの初日舞台あいさつに申し込んで本当良かったです。
普通に生活してたら絶対見なかったであろうこの映画と出会えて良かった。
 
あ、肝心の舞台挨拶ですが映画上映後にありました。
生匡くん、カッコ良かった!!
っていうか映画を見終わったあとは出ていた出演者さんのことみんな良い役者さんだな〜と思うようになっていたのですけれど、ヒロインの子も可愛いし他の俳優さんもみんなカッコイイですね!
匡くん以外知らなかったんですけど、ずらーっと出演者が並んだ時にイケメンがいっぱいいいるぅ!って心の中で叫びました。笑
そして匡くんてとっても自然体な方なんですね。
数日前にお昼の番組で食レポで「まずい!」と言ったことがニュースになったりしたことを本人は気にしてらっしゃって、何度も「あれは毒舌じゃなくて素直なだけですからね!?」と念押ししていました。笑
その番組もたまたま見ていたのですけど自然体でしたね〜
自然体で気取ってない方、好きです。
舞台挨拶も気取ったり緊張したりすることもなく自然体で話していく匡くん。
ギックリ腰に父親がなって母親も来られないって言われていたのに実は会場にご両親が来ていらっしゃるというドッキリな展開。
ご両親が座席から立ってお辞儀をすると「立つんかい!目立ちたがりやか!」と突っ込んでいました。笑
どんなご両親から生まれたら純日本人でこんなに濃い顔になるのかと思っていたらなるほど、納得です。
お父様はオシャレでダンディ、お母様はお上品な綺麗な方。素敵なご両親でまさに絵に描いたようなご家族です!
そしておそらく同じ列に俳優さんのご家族らしき方々が座ってらっしゃいました。
なんか舞台挨拶の時の会場全体がアットホームな雰囲気。
そして原作者のゲッツ板谷さんも会場にいらっしゃって、この方がリアルコーイチなのね!と思いました。
いやーいろんな方を見れて非常に濃厚な舞台挨拶です。
なかなか長いフォトセッションを終え、匡くんの生「まずい」が聞け大満足な初日舞台挨拶でした♪
唯一気になったのがこんなすごい映画を撮ったのはどんな方なんだろう!と監督のお話を期待していたのですが監督、登壇しているのに一言も話しを振られることもなく喋らず終わる*1
あとは満足です。鬼役の成田瑛基くん、良い。
 
というわけで本当に面白かった『ズタボロ』とってもオススメな映画です!

*1:・ω・`;